ガリアーノがこんなにマルジェラを解釈しててさらにそれを乗り越えてて、久々にコレクション見てて感動しました。何故ガリアーノがマルジェラに？なんて疑問は杞憂に終わり、むしろその融合に目頭が熱くなりました。むしろカムバックの嬉しさに溢れているようで見ていて楽しいし！アルチンボルドー的なトロンプルイユとか、全体にギミックで服を再構築（脱構築）しているところとか、エクリチュールの痕跡を残す手法とか、マルジェラ的手法を踏襲しつつ、メリハリの効いたガリアーノの美しいシルエットが重なり合い、もう天才的としか言いようが無いコレクション！根底にはオートクチュールの美しいシルエットとかアルティザンによる手の込んだ手作業があったうえで、色んな要素がミックスされてて本当に眩暈がするほど。ゴリゴリの中にはホタテ貝もあるし笑。よくみると再生と復活の象徴なのかキリスト教的？な赤子の写真もあるし。エロスとタナトス。確かにファッションだけどこれはもうアートピース！真にアバンギャルドなものって何かと何かの融合による化学反応が起きた時に産まれるのものだと再認識させられました！生きてて良かった笑
WWD Maison Margiela 2015ss