FUMIE TANAKA 25−26AW

 

フミエ・タナカ(FUMIE TANAKA)の2025-2026年秋冬コレクションが、2025年3月25日(火)、恵比寿ガーデンプレイスのセンターエリアにて発表されました。
今シーズンのテーマは「TSUBOMI(蕾)」。開花前の蕾が持つ生命力や秘めた力強さ、そしてその静かな美しさを表現したコレクションとなりました。

シルエットは全体的に柔らかく仕上げられていますが、その内側にはしっかりとした構築性が感じられます。レースやシアー素材、ジャガード織などの繊細なディテールが施されたアイテムは、まるで時間をかけて熟成されたアーカイブピースのよう。過去と現在が交差しながら、未来へとつながるようなムードをまとっています。

そして、ランウェイのフィナーレでは、会場の灯りがふっと落ち、静けさが広がる中、モデルたちがランタンを手に登場しました。
暗闇の中にぽつりぽつりと浮かぶ柔らかな光。それは、まだ開ききらぬ“蕾”のようでありながら、そっと自らの存在を照らす小さな意志の光でもありました。

その瞬間、「TSUBOMI」が“開花”へと向かう気配が、確かに感じられました。
FUMIE TANAKAが描く“未来”は、華やかさや強さだけでなく、静寂の中にそっと灯る、小さな光の希望の美しさを語りかけていました。

 

 

“TSUBOMI”
花開こうと ありのままの姿を受け入れ
かすかな光を求めて生きている
生命力あふれる姿は きっと誰かを勇気づけ
幸せに出来ると信じてる
私は私で良いんだ あなたはあなたで良いんだよ
愛を持った TSUBOMIはどんな姿でも美しい
田中文江

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