BEIGE ALAIN DUCASSE

ベージュアランデュカス 銀座シャネルビル10F
ランチメニュ
1 前菜、メイン、ワイン2種 デセール
2 前菜、魚、肉 デセール
共に9000円

正直、味に関してはあまり期待していなくて、シャネルというブランドと内装、アニバーサリーという事で伺ったのだが、本当に良い意味で期待を裏切られました。アランデュカスの名を冠するその名に恥じないまったりとしたまとわりつくようなシャンパーニュで始まり、バスク産生ハム等のアミューズブーシュ、そしてスペルト小麦と米を使った前菜が本当に美味で、今までアランデュカスの本を見ていてどんな味なんだろうっていうのが一気に氷解した感動を覚えました。鴨オレンジ、オマールのビスクは安定の美味しさです。そして、たらと根セロリ、ポワローは上にかかったラフランスの甘さが、特に根セロリの柔らかさと魚に絶妙にマッチしていました。カベルネソービニョンが合うというソムリエ氏の言葉を信じてあえて赤にしたのが大正解でこの甘さとカベルネの甘さのマリアージュが絶品でした。軍鶏は少々凡庸でしたが、それに続くでデセールの前にこの時期ならではのガレットデロワが提供されて、フェーヴ当たってシャンパーニュ頂きました!笑 デセールはショコラのカレシャネル、そしてババはアルマニャックで。最後まで満足できました。料理全体には特別な派手さはないけれど、アランデュカスのシンプルでナチュールな美学が小島シェフに受け継がれシャネルという箱の中で見事に完成されているという印象を受けました。サービスに関しては、全体に割と機械的で積極的に話しかけてくる感じではなかったのですが、メートルドテルのリオネル氏のホスピタリティに助けられてる気がしました。ちなみにこちらが少しフランス語が話せるとわかるとなんか急に親切になった気がします笑。彼のおかげでとても良い時間を過ごせました。とても美味しかったです!ごちそうさまでした!

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